平和分科会は、企業として、株式会社国際旅行社、NGOとして、NPO法人沖縄平和協力センターが参加しています。本分科会では、2020年12月から10回にわたり会合を持ってきました。
 戦後、墓参団が南洋諸島に訪れていましたが、この墓参団も2019年に終了してしまいました。そこで、平和への想いを次世代につないでいくにはどうしたらいいのかと考え、パラオを対象とした若者が参加するツアーを作ることにしました。
 このツアーづくりには、沖縄の大学生を中心とした若者たちとともに行うことを計画しました。分科会メンバーから若者に対し、「沖縄戦について」、「沖縄とパラオの歴史」、「パラオの現地事情」、「ツアーの作り方」などについての研修を行った後、「パラオについて聞きたいこと」を挙げ、JICAパラオ事務所の皆さまに答えていただきました。この後、若者たちは、研修内容を踏まえたツアーを考え、これをJICAパラオや分科会メンバーに発表し、多くのフォードバックを得ることができました。
 今後、分科会では、このパラオツアーの実現に向けて取り組んでいく予定です。

パラオにおける研修計画を通じた次世代人材育成プロジェクト

課題・ニーズ

過去50回に亘って実施されてきた「南洋諸島・慰霊と交流の旅」が2019年に終了したことから、新たな形で、次世代に平和への想いを引き継ぐ

企業・NGO

株式会社国際旅行社・NPO法人沖縄平和協力センター・山口純平氏・リボルブ・NPO法人レキオウィングス・JICA沖縄・おきなわSDGsユース

目的

次世代が平和への想いやグローバルアジェンダである環境や観光、SDGsについての意識を醸成する

活動

  • パラオの平和・観光・環境等の情報を収集する
  • パラオとのオンライン交流会を実施し、国際理解を進める
  • パラオでの研修を計画し、研修成果を発表する

成果

パラオでの次世代の人材育成研修が計画される

平和分科会